雑感

屋外の電線に何か月も蜘蛛が巣をかけている。もう死んでいるのかと思って木切れで突いてみたら、かすかに足を動かした。

寒さで凍えてしまうまで自ら落ちることもなく逃げ回ることもなく空中に浮かんでいるだけ・・・。

命って本来シンプルにこういうものかも。

今年の国栖にもイエナリエ(ルミナリエをもじってご家庭のイルミネーションをこう言うのですと)が何軒か煌めいています。

イエスキリストのことはあんまり知らないけど、華やかな都会のイルミネーションより、人工の光が何もない漆黒の闇に瞬くささやかな光のほうが聖夜に似つかわしく思います。

ふと足を止めて見入る時、一年間のこと・出合い・別れ・喜び・悲しみ・・・光の中に浮かんでは消え、少しだけ静かな時間が戻ってくるから。

 

・・・・・なんてね(笑)