貝母(ばいも)ゆり

以前、近くの神社で地元中学茶道部の茶会があり、茶花が貝母ゆりだったのを
思い出します。丁度、3月末でした。この貝母ゆり、知人からの株分けでもう
12・3年、毎年、株が大きくなっています。地味ながら下向きの控えめな花に
何とも興味を覚えます。

甌穴(ポットホール)

大台ケ原を源とし北に流れる吉野川、我が在所で大きく西に変え紀州に流れ下ります。そんな特異な場所の川岸に見られる甌穴。幅は2m程、かっては今より遥かに水量があり、しかも急流だったことを物語っています。甌穴内で渦巻く石の激しさ、そしてどのくらいの歳月が流れているのでしょうか。そんな岩際に猫柳がひっそり春の到来を告げています。

金柑

近所の方からご親切に畑の金柑を採っていいよとのおはなし。金柑の好きなことを知ってのこと。早速、頂きに、そして甘露煮に。その色の鮮やかさ、福よかな味わいはこの時期ならではの食卓の愉しみです。

タヌキ

30年余り前に求めた信楽のタヌキ、転居もありましたが
欠けもせず無事で日々眺めています。正月を迎えるにあたり
傍らに生えている南天を添えてみるとなんと華やかなこと、
タヌキ君、とても喜んでいるようで嬉しくなりました。

落葉

川岸に欅、櫟の林があり、その落ち葉が川原一面に広がります。
ク、サクと踏みしめながら散歩するのは、この時期ならではの楽しみです。 

秋麗

澄んだ秋空のもと流れの音が絶え間なく、そして心地良く聞こえて来ます。
近くでは芒が群がり、川を前に優しく波打っています。まさに秋うららです。

たますだれ

残暑も和らいだ今、「たますだれ」がすがすがしく咲いています。
の日射しを避ける玉すだれ、ネーミングの共通するところは
涼しげと言ったところかと妙に感心し眺め楽しんでいます。

中洲

台風が過ぎた後の川を見る楽しみに中洲の出現があります。今回は台風10号によるものです。流れが大量の土砂を運び見事な帯状の島を作り出しました。日ごとにその姿を変えますが、それがまた興味深いです。

涼を呼ぶ

この川の風物詩、鮎釣り、長引いた梅雨と明けてからの猛暑で
例年になく釣り人が少ないです。そんな中、思わずカメラを
向けました。少しでも多くの収穫をと願いながら、竿の動きに
つい見入ってしまいました。