伝統と革新の吉野手漉き和紙 自然に恵まれたこの地だから生れた和紙があります。吉野に紙作りを伝えたのは大海人皇子だという説もあるほど古い歴史を持っています。日本伝統の和紙が、国栖の里には息づいています。 |
食文化を支える高級吉野割箸 吉野材から作られる吉野割箸は、日本の食文化と共に育って気ました。 |
ものつくる人たち 悠久の歴史と豊かな自然が作り出す国栖の里の風土は創造力の揺りかごです。 |
心まで吸い込まれてしまいそうな深い空の色や、川底の砂粒まで透けて見える透明な水、風が運んでくる花の匂いなど、太古から変わらぬ自然の営みがそのままの姿で時間と共に流れている静かな集落。それが国栖の里です。
そして人間の営みもまた、この地にふさわしい形で営々とつづいてきました。
私たちの遠い先祖は太古から自然の恵みに感謝し、敬い、恐れ、これを大切にしてきました。
この国栖の里にも、ここに住む人々が心をつないで生きてきた軌跡が、さまざまな物語や伝承として、また生きるための技として伝わっています。
それら有形無形の先祖の遺産や歴史などについて、みなさまにご案内できたら、またそのことで国栖の里に息づく「日本人の暮らしと心の原風景」発見につなげていただくことができたらと思っております。