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吉野手漉き和紙の伝承
千年の歴史を伝える
福西弘行が漉く和紙
和紙には1枚1枚表情があります。それは作り手の個性でもあります。
吉野の地形・水・土・風すべてを知り尽くし、鍛えられた職人だけが、吉野手漉き和紙を作ることが出来るのです。
吉野手漉き和紙には、千年以上もの歴史と風土、そして吉野で漉く職人の誇りが漉き込まれています。
その吉野の職人を代表するのが、福西和紙本舗5代目の福西弘行さんです。福西弘行さんは、掛け軸の総裏打ち紙として使われる宇陀紙の保存技術保持者。
この技術を保存するため、今でも愚直なまで古来の伝統技法を守り、一枚一枚天日で乾燥し続けています。
その為日本の文化財の修復紙としても使われています。更にヨーロッパの文化財の修復にも使われ、福西和紙本舗の和紙は貴重な和紙として珍重されています。
よりよい和紙を、一点の曇りもない最高の和紙を漉くためには、どんな些細な妥協も許されません。
そんな福西和紙本舗の和紙の良さを活かしつつ、現代の皆様にも使っていただける商品を目指しています。
福西和紙本舗 福西 弘行
水が最高の和紙を作る
福西弘行は「和紙は吉野の水と空気で漉かれる。この場所以外にこの和紙を漉くことは出来ない。」と言います。
吉野杉や桧がこの土地でしか作りえないように吉野手漉き和紙もまたこの吉野という土地を離れて作られることはありません。
福西和紙本舗の漉く和紙には、吉野の歴史風土のすべてが漉き込まれています。
伝統の技を守る伝統
福西弘行は「一つの伝統の技が消えると複数の伝統の技が消える。」と言います。
手漉き和紙もまた多くの伝承の技術によって支えられています。
塵を取り去る剃刀は手打ちの剃刀を使用しています。
この剃刀を作れる職人もまた少なくなっているのです。
「この剃刀を作れる職人も少ない
職人の技が職人を支える。私たちはこの連鎖に気づかなければなりません。
もし吉野和紙が無くなれば、漆塗りや掛け軸の表装などにも影響を与えるのです。
吉野和紙の伝統を守ることは、多くの伝統ある職人を守ることにもなる」
と福西弘行は語ります。
最高の吉野手漉き和紙を作るには、多くの職人達の技が必要なのです。
和紙の販売
【木灰煮宇陀紙】
古代物(文化財の修復に)使用される
【宇陀紙】
一般的に表装用裏打紙として使用される
【草木染各種和紙】
最近灯りにも使用されます。
寿画にも使用。
【杉皮和紙】
壁紙に使用
【障子紙】
障子
【柿シブの紙】
和紙のハガキ、名刺、便箋、封筒、
草木染用箋など
体験教室のご案内
体験教室を開催しています。
内容などはこちらからご覧下さい。
手作り体験教室
フォトアルバム
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プロフィール
福西和紙本舗 代表 福西弘行
所在地・地図
住所
〒639-3432
奈良県吉野郡吉野町窪垣内218-1
電話・FAX 0746-36-6513
メールアドレス:fukutora@kcn.jp
ホームページ:
http://fukunishiwashihonpo.com/